オールコート用のテニスシューズのせいで負けるかもしれません。
こんにちは!
プチシングルス大会の杉下です!!
さて、突然ですが・・・
テニスシューズ、間違えたものを買ってしまう人が続出中なので、あえて書きます!
特に、万博の大会に来る人は知っておいてください!
テニスシューズを買いに行くと、多くの場合、オールコート用とオムニ・クレー用という風に書いてあります。
普通の日本人であれば、「オール」=「すべての」と解釈するでしょう。
それゆえ、「オムニでもハードでもどっちでもプレーする可能性はあるよね!」って思ったら、オールコート用のシューズを選ぶのが正しい!・・・となりますよね?
ひどい場合には、お店の店員さんやそこに飾ってあるPOPにもそんな風に書いてあるようです!(実際に見ました。。。)
・・・でも、実はこれ違うんです!!
・・・と言いつつ、以前、その裏をとるために、いろいろと調べたのですが、その文献などを見つけることができなかったので、今から書くことは、とあるテニスショップの方から聞いた話しの受け売り&うろ覚えの話だと捉えていただきたいと思います。
でも、実態に沿った話なので、きっと正しい・・・と信じております。
さて、話を戻しましょう。
問題は、「オールコート」の意味です。
オムニコートやクレーコートは、そのままの意味。
でも、その店員さん曰く、オールコートは「すべての種類のコート」という意味ではない・・・とのこと。
実は、「ハードコート用」なんだとか。
じゃ、なんで「オールコート」なんて呼ぶのでしょうか?
その答えは、英語でのハードコートの呼び方にあります。
日本人にとって「ハードコート」と呼んでいるあのコート、英語では、
All Weather Court
と表記します。
カタカナで書くと、
オールウェザーコート
です。
直訳すると、「全天候型コート」です。
ん???
あの、ちょっと雨が降っただけでツルッツルになってしまう、あのハードコートが全天候型???
・・・そうなんです。
日本人の感覚では、なぜ、あのハードコートを全天候型というのか、まったく理解できませんが、そう呼ぶのが英語での正式名称のようです。
・・・それで、ハードコート用の靴は、正しくは、オールウェザーコート用の靴ということで、なんだか回りくどいので、略してオールコート用と呼んで販売しているのでしょう。
そして、これが誤解を招く原因なんですね。。。
・・・とはいえ、別にオールコート用でもオムニで使ってるけど、全然問題ないよ!
って人もいるはずです。
確かに、あまり問題はないでしょう。
でも、クレーコートに来たら、その差は歴然!
特に、万博のアンツーカーに来たら、滑りまくる人もいたりします!
(ちなみに、万博では、そんな時は、靴をレンタルするという手がありますのでご安心を!)
言い換えれば、車のタイヤで言うところの、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの違いのようなものです。
ハードコートは言うなれば、普通の状態の道。
・・・なので、ノーマルタイヤでオーケーですが、クレーコート、特にアンツーカーコートは、道路で例えれば、「雪道」です!
雪道をノーマルタイヤで走るなんて、無謀ですよね?
これと同じことが、クレーコートで起きているんです。
片方の選手は、オムニクレー用のシューズ。
もう片方の選手は、オールコート用のシューズ。
同じ、コート状態なのに、逆をつかれた時などにそのフットワークに大きな差が出てしまいます。
これ、うちの大会だからまだいいものの、年に一度の市民大会とかだったら、悲惨です。
どんなに車の運転が上手くても、ノーマルタイヤで雪道を走っては、普通に運転することすら難しいはず。
そうやって、自分の勝率を下げてしまうのは、あまりにもったいないです!!
・・・というわけで、これからシューズを買う方は、そのあたりをきちんと気をつけてご購入くださいませ!!