さらに、時間制のメリットとデメリットについて考えてみます。

プチシングルス大会は、「時間制なので、時間に追われてしまう」という意見は正しいのでしょうか?

「ポイント間を早くしないといけないと思い、あせってしまった」

プチシングルス大会は、時間が限られているため、たびたびこのような感想をいただきます。

ルールが普通の試合と違うわけですので、参加された皆さんが、いろいろなことを思うのは仕方がありません。

ただ、主催者として非常に残念なのは、そのようなネガティブな印象を持ったまま帰られる方がいらっしゃること。

多くの人はもちろん、会社の中でもよくありますし、国だってそうなんですが、とにかく変化を受け入れると言うことは、多くの場合、そんなに得意ではないようで、まずは、ネガティブな部分にフォーカスが行ってしまうんですね。。。

●●だからやらない。

●●だから行かない。

●●だからつまらなかった。

・・・などなど、うちの大会に限らず、変わったものや新しいものに対しては、一様にこのような見方が、出てまいります。

ただ、これは、デメリットを列挙しただけで、本音は、

「変化したくない。」
「変化を受け入れたくない。」

そういう意思表示だとも言えるかと思います。

・・・であれば、その逆、つまりメリットをしっかりと考えた上で、総合的に判断するほうがより正しい判断ができるはずです。

デメリットは、簡単に見つかります。

だって、「いつもとここが違う!!」って言えばいいだけですから。

でも、それは本当にデメリットでしょうか?

「いつもと違う」ということは事実ですので、動かしようがありません。

でも、デメリットがあると言うことは、考えようによってはメリットになることもございます。

さて、抽象的な話が続いてしまっておりますが、この

「時間が限られているため、ポイントとポイントの間で、慌ててしまった」

ということについて、深く考えてみます。

プチシングルス大会を開催している目的のひとつは、大会の名前に書いてあるとおり、皆さんに「試合経験を増やしていただくこと」です。

それゆえ、限られた時間内に、ひとつでも多くのポイントを消化する・・・これ、一見、試合経験を豊富にした感じがします。

・・・が、私はそうは思いません。

ポイントとポイントとの間の時間に、何をどうするか?

ここも試合経験だと思います。

たとえば、プレーが終わったら、全力疾走してボールを拾いに行って、全力疾走でサーブを打つ場所まで行って、次のプレーを始めるとします。

次のプレーのことを考えると、こういう行動は、得策ではありません。

もちろん、そういう場面もあるでしょうが限られているはずです。

問題は、毎回、ボールを走って拾いに行くということ。

いつもいつも、そうしているのであれば、別に構わないのですが、プチシングルス大会で、「時間がもったいないから、ボールを走って拾いに行く。」

これでは、本末転倒です。

全力疾走してボールを拾いに行くと言うことは、確かにプレーする時間は増えるでしょう。

でも、その代わり、心拍数が上がりますので、もしくは、前のプレーで上がった心拍数を下げきることができなくなり、当然、次のプレーに支障が出ます。

・・・多くの場合、パフォーマンスが落ちるはずです。

そして、そんなことよりも大事なのは、頭の中で、今のプレーを反芻(はんすう)したり、相手のプレーの弱点を探したり、次のプレーの戦略を組みなおしたり・・・

こういうことに集中したほうが、勝利に近づくはずなのですが、走ってボールを拾いに行くと、そういうことを考える時間が短くなってしまうため、よく考えずに次のポイントに入ってしまい、しかも、きちんとリセットできていない体で、プレーすると言う感じ。

繰り返し言いますが、これでは、頭も体も、不利な状況に追い込まれたままプレーをすることになってしまいます。

試合経験を増やす・・・と言う意味では、非常に質の悪い試合経験になりそうです。

勝率も下がりそうですし。。。

そもそも、「試合」の大きな目的は、相手に勝つことです。

ひとつでも多くのポイントをプレーすることではありません。

勝つために慌てなければいけない状況は限られております。

それは、残り時間が少ない中、逆転しなければいけないとき。

これだけです。

残り時間がたっぷりあるときは、慌てる必要はありません。

さらに、リードしていれば、なおさらのこと。

ただし、最初は、ポイントの間の時間を短くとっていたのに、終盤になってリードした途端、ゆっくりし始めたら・・・これは、ルール上、問題は無いのですが、あまり格好良くありませんね!

と言っても、やってはいけない!とは言いません。いや、ルールの範囲でやっているのであれば、ブーイングの対象になったとしても、反則ではありません。

もちろん、そのような行為は、奨励もしません。

この場合、残念ながら、その時点でリードを許してしまっているほうが、このような行為の原因となっていることが明白ですので、こういうことになりたくなければ、・・・つまり、「残り時間の主導権」を握られたくなければ、ずっとリードし続けておくことが求められます。

だからこそ、常に集中して、目の前のポイントをしっかり取りに行くことが求められます。

試合が始まってから、時間で終了となるまで、常に相手より1ポイントだけでもいいからリードしておくことが、時間の主導権を握るためには、絶対に必要です!!

プチシングルス大会は、そういうことが求められる大会です。

ちなみに、こういうメンタリティーで普通の試合に臨むとどうなると思います?

・・・相手に付け入る隙をまったく与えずに試合が進んでいくんです。

だから、私もそうですが、特に常連の皆さん、市民大会などで、勝つときは、6-0で勝つことが非常に多いんです!

そうやって勝ち上がることができたら、どんなことがあるでしょうか?

トーナメントの場合、準決勝とか、決勝とかまで勝ち上がって行った場合、体力的に余裕を持って臨むことができますよね!

ここまでくると、実力的に格上の相手と戦うことが多いはずです。

過去の自分の成績からすると、絶対に勝てないような相手と対戦する際に、体力で負けるなんていうことでは、勝ち目はありませんので、体力をしっかりと温存しながら、勝ち進む。

そういう考え方やメンタリティーを身に付けていただくことで、いつも以上の成績を残していただけたらと思っておりますし、実際にそうして、市民大会の上位に行かれる方が、何人もいらっしゃいます!

ちょっと長くなりましたが、プチシングルス大会は、こういうメリットがある大会であることを理解しつつ、試合に強くなるメンタリティーを身に付けるために参加していただけたらと思います。

プチシングルス大会事務局
代表  杉下正行

 


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